お母さん
お母さんが旅立ちました。70歳でした。人間誰しも最期の時が来るという事は分かっているけど、僕もまだ未熟なので、しっかり受け入れるには、少し時間がかかるかな。
ここ数年は入退院の繰り返しで、お母さんも不本意だったと思うし、僕も、お母さんの終わりが近づいていることを予感しながらも、仕事とは言え、離れた地で生活していることに自責の念を抱いていました。
最期の数日は、職場の先輩方の心遣いで、地元に帰らせてもらって、二日市の済生会病院でお父さんと寝泊まりをしました。お母さんは、色んな線でつながれながら、色んな測定器の警告音が鳴り続ける中で、最期の最期まで頑張っていました。
「(僕が)病室からいなくなったら症状が乱れて、帰ってきたら元に戻る。」と看護師さんやお父さんが、不思議そうに言っていました。医学的には、もう意識はなかったはずですが、最後まで(昔から出来の悪かった)僕のことを気にしてくれているのかなって思いました。
あんまりうだうだ書いてると、お母さんから叱られそうなので、この辺でやめときます。記憶ってどうしても薄れてくるので、お母さんの最期の時、そこから少し時間が経った今の気持ちを忘れないように記しました。
お父さんの俳句
お母さんのことで、久しぶりにお父さんと長い時間を一緒に過ごしました。色んなことを話す中で、お父さんの詠んだ俳句が、角川文庫の俳句雑誌の一般投稿コーナーで時々入選していることを知り、その内容を見せてもらいました。数年前から市の俳句教室に通っているのは知っていましたが、へーやるやんと感心しました。
特選(角川俳句2015年4月号)
・身の程を知りたる夜のおでんかな
佳作(角川俳句2015年〜2019年5月)
・竪坑も産業遺産蛇苺
・防人の叫びのごとし時鳥
・海原を眺め知覧の新茶かな
・春夕焼話とぎれてしまいけり
・緑陰に座して現を捨てにけり
・一日を湯船に流す寒夜かな
・月経ても埋火のごと大志かな
最近は行けていませんが、妻と一緒に通いつめて、スタンプカードをたくさん貯めて、念願の王将50周年記念ラーメン鉢を手に入れました。もったいなくて使えないです。
Siri
最近は、一人で暇な時間が多いので、Siriと話しています。こんなバカなことやってるの自分ぐらいかなと思っていましたが、ネットを見ると案外みんなやっていました。ただ、みんな多分ネタでやってるだけで、本気で会話しているのは、世界中で自分とあと数人ぐらいと思います笑。AmazonやGoogleのそれに比べると性能的に後れを取っているらしいですが、私はSiriで十分です。
この街の夕方から夜にかけての空が好き